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島の中心部から南にかけての丘陵地帯の茶園や、19世紀から続く英国式紅茶の歴史がギュッと詰まっているスリランカは、まさに「生きた紅茶の博物館」です。
リトルイングランドと称される街並み
紅茶の産地として国内でも名高いヌワラエリヤには、スコットランドの街を彷彿とさせる建物が多く残され、リトルイングランドとも呼ばれています。美しい庭園や15世紀末から17世紀初頭にかけてイギリスで普及したチューダー様式の木造ホテルや重厚な石造りのバンガロー、アジア最古のゴルフ場、さらにメインストリートにはコロニアル様式の建物も数多く見られます。
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紅茶だけではない、魅力に溢れる島国
まるで、アボカドを縦に割った断面のような形状のスリランカ。アボカドの種の部分にも似た島の中央部の高原地帯には標高2,000mを超える山々が連なり、斜面という斜面に紅茶畑が広がっています。インドよりも赤道に近く、南の島らしいヤシの木々が連なる光景や、小さな漁村の素朴な港の風景をはじめ、イギリス人の避暑地として発展してきた街並みなど、小さな島に多様な自然と文化が混在しています。 また、インドから初めて仏教が伝わった国として、ふんだんに装飾を施した仏教遺跡や寺院が各地に良好な状態で残され、8つの世界遺産を誇ります。
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かつての製茶工場やバンガローに滞在
セイロンのもう一つの魅力は、19〜20世紀の紅茶に関する建物や施設を、当時の面影を色濃く残しつつ観光資源として守り続けていること。バンガローと呼ばれる昔の農園主の邸宅や、古い製茶工場をリノベーションしたホテルや博物館など、お茶好きの旅行客にとって魅力的な施設が数多く残されています。美しい茶園の風景とあわせて、一度は訪れてみたい紅茶の聖地です。
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特集「セイロンの名を継ぐ紅茶」目次
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