

新人スタッフが初めて入店する日、どのような気持ちで迎え入れていますか?
笑顔で明るく迎えるように心がけています。
自分が新人スタッフとして入店した日、とても緊張していたことを覚えています。新しい環境で不安もたくさんあると思いますが、安心して働いてもらいたいので、「わからないことは必ずフォローします」とお伝えしています。
これから同じお店で一緒に働いていく仲間として、お茶の美味しさ、それをお客様に伝える楽しさを感じてもらえるように、一緒に感動し、成長していける関係を作りたいと思っています。

新人スタッフに、まずはどんなことを教えていますか?また、ルピシアのスタッフとして一番最初に覚えてもらいたいことはどんなことでしょうか?
まず、ルピシアで働くルールを説明し、食品を取り扱う店舗のスタッフとしての身だしなみをチェックします。
売場に立ったら、ご来店いただいたことへの感謝の気持ちを込めたお客様へのお出迎え・お見送りの仕方、ルピシアを知っていただくためのお茶の試飲のご紹介手順を教えています。
また、ルピシアが大事にしている「旬」の美味しさを知ってもらうために、定番のお茶と旬のお茶を実際に飲み比べ、違いを感じてもらっています。
新しいスタッフに一番最初に覚えてもらいたいことは、何よりも「お客様第一」であること、「接客ファースト」であることです。
お茶の知識ももちろんですが、お客様に積極的にアプローチし、ルピシアのことを知ってもらおう!美味しいお茶を紹介しよう!という気持ちでお声掛けをしてもらいたいと思っています。
お客様の心に寄り添い笑顔で接客することで、お客様からも笑顔が返ってくることを体感してほしいです。

店長が新人スタッフの時の経験で、今のスタッフ教育に活きていることはありますか?
私が新人だった頃のことですが、それまでは先輩の手伝いだけだった店頭ディスプレイ替えの時、先輩がオリジナルのギフトセットの内容を私に初めて任せてくれたことがありました。
次の日にお店に出勤すると、売れたオリジナルギフトのリプリントと「売れたよー!!」のメッセージが。私が考えたギフトをお客様が選んでいただいたこと、しかもそのことを先輩たちがちゃんと見ていてくれたことと、二重の喜びを感じた出来事でした。
この経験から、スタッフが自ら行動したことを周りの先輩スタッフが最後までフォローすること、お茶を売ることの嬉しさを形や言葉で伝えることの大切さを教えてもらいました。

スタッフに接する際に大切にしている心がけを教えてください。
どんな小さなことでもスタッフに感謝の気持ちを伝えること、スタッフが努力や工夫をして改善しようとしたことがあれば、そこに注目し褒めることです。
「新人だからできないことが多い」
ではなく、仕事を続けるうちにできることが少しずつでも増えている、ということを本人に自覚してもらうことで、自信を持ってもらいたいと思っています。
お茶の世界は奥深いものですし、接客にはこれ!といった正解がありません。スタッフには、わからないことはたくさん質問してもらいたいですし、何度も質問するのは申し訳ない、とは思ってもらいたくありません。理解するのが難しいことは教える角度を変えたり、スタッフに合った言葉やシーンを選んで説明しています。教えることで、私自身も成長できた!という気持ちで接しています。


