映画には様々なお茶のシーンが登場します。
誰もが日常で飲むお茶は、人々の営みを描く映画の小道具としても使われます。出会いを演出したり、登場人物に過去を思い出させたり……。そんな映画を観れば、おいしいお茶をいただきたくなるはず。
話題の最新作から名作まで、様々なジャンルよりお茶が楽しくなる、お茶が飲みたくなる作品を紹介します。
紹介してくれる人
山縣(やまがた)みどりさん
映画ジャーナリスト。雑誌やwebで映画のレビューをはじめ、役者や監督のインタビュー、ファッション、セレブ・ゴシップ、翻訳まで、その執筆範囲は多岐にわたる。
「シネマとお茶」最新の話題作から
まず紹介したいのは、世界的に絶賛されたアニメ『竜とそばかすの姫』です。主人公すずは、紅茶が好きな女子高生。物語の中で紅茶のシーンはいくつか登場します。
また『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』、『パディントン』と近年話題となった作品を紹介します。
「シネマとお茶」物語を紡ぎ出すのはお茶です
世界各国で独自の進化を遂げたお茶があるように、映画の中にもいろいろなお茶が出てきます。
ここではインド映画『エンドロールのつづき』、近未来を舞台にした『アフター・ヤン』、有機栽培の茶葉作りに励む人々の物語『種まく旅人〜みのりの茶〜』、お茶文化発祥の地・中国が舞台の『グリーン・デスティニー』を紹介します。