ルピシアでも昨年から本格的に始まったリモートワーク。ルピシアのスタッフたちは新たな働き方の中で、どんな風に「お茶」を取り入れているのでしょう? リモートワークをより快適に、楽しくするヒントを探るべく、オンライン座談会を開催しました。
お客様相談窓口 I
お客様のお問い合わせサポートを行う部門のリーダー。最近はお茶のアレンジにはまっている。
開発部 S
お茶のバイヤー。最近は部内メンバーとのティーテイスティングをZoomで行うことも増えた。
通信販売部 Y
通信販売部リーダー。週の半分以上がリモートになり、お茶のある暮らしの豊かさを再発見。
営業部 M
ルピシア店舗のとりまとめ役。社内でも一、二を争う無類のミルクティー好き。
デスクまわりの工夫で快適さUP
――リモートワークを始めて約1年半。リアル出勤との違いはどんなところにありますか?
とにかく動かなくなりましたね(笑)。前は会議室の移動とかがちょっとした運動や気分転換になっていたけれど、リモートだとパソコンの前に座りっぱなし。
わかります~。しかも家で仕事をしていると、なぜだかお腹がすくんですよね。だから余計なお菓子に手を出さずにすむように、毎朝甘いフレーバードティーを2種類用意するようになりました。特に、今日はウェブ会議が多くて自分の時間が全く取れなさそうだぞという日ほど、なぜだか甘いフレーバーを選んでいます。
あはは(笑)。知らず知らずのうちに自分をいたわってあげようとしているのかもしれませんね。私の場合、ウェブ会議が続いて席を立つ暇もない日は、台湾茶を用意することが多いです。時間が経っても渋くならないし、お菓子なしでさらっと飲めるので仕事モードにぴったり。茶盤の上に急須や湯飲みを載せて、電気ケトルと一緒にデスクの脇にセットしています。これなら席を立たずに、お湯を注ぎ足すだけで1日中飲み続けられるから楽ですし、おすすめですよ。
スタッフSの自宅デスク。茶盤の上に茶道具が一式そろえられている。
私も仕事中は台湾茶派です。お湯を入れた水筒をデスクに置いておいて、茶葉を入れたカップに注ぎ足しながら飲んでいますね。
デスクまわりにお茶道具を用意しているという点では私も同じです。私はミルクティーが好きなので、トレーの上にポットとカップ、ミルクピッチャーと砂糖の小瓶を一式セットにしてデスクの脇に置いています。
スタッフMの自宅デスク。いつでもミルクティーが作れるようにトレーの上にセットされている。
――へ~。みなさんそれぞれ、デスクまわりですぐにお茶がいれられるように、自分なりの快適な環境を整えているんですね。
お茶をいれることで気分をリセット
――ところで、みなさんはリモートワークで大変だなと思うことはありますか?
やっぱり一番は、仕事のオン・オフや気持ちの切り替えがしづらいことですね。会社だとちょっとした雑談で解決できたことも、リモートだと一人で悶々と考え込んでしまったり……。
――それは「リモートあるある」ですね。みなさん、どうやって乗り越えていますか?
仕事で落ち込んだり、気持ちが疲れたりした時は、いったんパソコンの前から離れるかな。あえてキッチンに行ってポットでゆっくり紅茶をいれることが多いです。砂糖たっぷりのミルクティーを作って、甘いお菓子と一緒にいただきますね。何なら塩気のきいたポテトチップスも用意して、手が汚れるのも気にせず食べたい!
すごくよくわかります!徹底的に自分を甘やかすためのお茶の時間って、元気を回復するのに絶対必要ですよね。
私も気が滅入ったり、イライラしそうな時こそ、いつもより時間をかけてポットや急須でお茶をいれるようにしています。いれる所作だけに集中していると頭が空っぽになって、嫌なことを忘れられるので。
そうそう。私の場合、以前なら考えが行き詰まった時は外に出て喫茶店でリフレッシュしたりしていたんだけど、今はそれもなかなかしにくい。だから最近は、あえていつもと違うお茶をいれてみたり、お茶に合わせて茶器を変えたりすることで気持ちの切り替えをしていますね。
確かに、いつもと違うお茶を飲んでみるのも気分転換になりますよね。
例えば紅茶だったらいつもはストレートだけど、今日はハチミツ漬けのレモンを入れてちょっとアレンジしてみようとか。私にとっては、喫茶店で本を読んだりするのがとっても大事な時間だったんですよね。今は思うように出掛けづらい時期なので、身近にあるお茶を意識して選んだり、普段と飲み方を変えたりすることで生活の中の楽しみや刺激に変えているんだなと思います。
リモートワークで気づいたお茶の魅力
――家で過ごす時間が長くなったことで、私自身、生活の中でのお茶の存在感が以前よりも高まったなと思うんですが、みなさんはいかがですか?
私も同じですね。あとは一人で家にこもって仕事をするようになったからこそ、人がいれてくれたお茶のおいしさや、ありがたさにも気づかされました。会社にいると、近くのメンバーが「お茶いれたから一緒にどうぞ」なんて持ってきてくれたりするじゃない? ああいう何気ないやさしさや気遣いに救われながら仕事してたんだなあ……と。
わかります。一人で仕事をしていると、自分で自分を励ましたり、奮い立たせたりしないといけない。リモートワークってどうしても孤独や不安を感じやすいですよね。だからきっと、みんな好きなお茶をいれることで、自分で自分の機嫌をとったり、励ましたりしながら感情のコントロールをしているんだなと、今日の話を聞いていて思いました。
言われてみれば確かにそうですね。会社で仕事をしていた時のお茶は、水分補給として無意識に飲んでいることが多かったけれど、リモートワークになってからは「お茶の時間」をものすごく意識して取り入れている気がします。私、家にこもるようになってから、お茶専門店で働いていて良かったなとつくづく思うんです。こんなにたくさんのお茶と出会えて本当にラッキー。好きなお茶が色々あるから、自分の中で選択肢が増えて毎日が楽しくなる。こういうお茶の魅力をもっとたくさんの方に体感していただきたいですよね。
同感です。あと今日あらためて思ったのは、お茶の好みや楽しみ方は本当に十人十色だなということ。その人の個性がものすごく出ますよね(笑)。リモートワークやウェブ会議って、一緒に働くメンバーの温度感や心理的な距離感がつかみにくいところがありますが、お茶を飲みながら「あなたは何飲んでるの?」「そのマグカップかわいいね」なんて雑談するだけでも、気持ちがほぐれたり、相手を知るきっかけになったりするんじゃないかな。
確かに。今はリモートワーク中のコミュニケーションに苦労している企業も少なくないと思うので、「みんな、何飲んでる?」を合言葉に、お茶がいい潤滑油になれたらうれしいですよね。
――なるほど。お茶で相手を思いやったり、自分を励ましたり、お互いの距離を縮めたり……。やっぱりお茶ってすごいパワーがあるんですね。家で過ごす時間が増える中、お茶が活躍する場面はますます増えそうです。今後も新たなお茶の一面をどんどん見つけて、お客様にご紹介していきましょう。
1)仕事中の「ながら飲み」には、時間が経っても渋くならない台湾茶がぴったり。お湯を注ぎ足しながら何煎も楽しめます。
2)余計な間食防止には、甘いフレーバードティーが役立ちます。スイーツの香りのお茶なら、砂糖なしでも十分満足感が得られます。
3)夕方疲れがたまってきたら、甘く濃厚なミルクティーで糖分補給を。小腹も満たされてもうひと頑張りの元気がわいてきます。
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4)アイデアに詰まったり、気分が落ち込んだ時は、あえて急須やポットで丁寧にお茶をいれてみましょう。いれることだけに集中すると、頭の中がスッキリ。普段と違うお茶をいれてみるのもいい気分転換になります。
5)リモートワーク中は、なにかと一人で考え込みがち。時々、お茶を飲みながら同僚とオンライン雑談するのがおすすめです。雑談やお茶のリラックス効果でいいアイデアが浮かぶかも。