買い付け情報
秋のインド国内は、多くのお祭りが続きお祝いムードに包まれます。この期間は茶園もお休みになり、良いお茶に出会うためには忍耐をもって買い付けることが必要なシーズンです。今年は気温も低く、雨量も多かったことで収穫量も減少。高品質なお茶が貴重な年となりました。短い期間ではありましたが、ピーク時には旬らしい甘く円熟した風味のお茶に出会うことができました。今しか楽しめない、個性豊かなラインアップをご紹介します。
まず、茶園指定品から「セリンボン茶園」をご紹介します。「セリンボン茶園 2024-DJ238」は、今年のラインアップの中でも特に味わいと香りが際立ったお茶です。優しい果実の香り立ちとオータムナルらしい深みある味わい、程よい飲みごたえでオータムナルの魅力を存分にご堪能いただけます。厚みのある凝縮した香味に深くじんわりと満たされ、長い余韻を楽しめます。気品に満ちた逸品はバイヤーおすすめ、またおもてなしのお茶としても最適です。
難しいシーズンの中でも、早い段階で安定した品質が際立ったのが「シンブーリ茶園」。「シンブーリ茶園 2024-DJ400」は、華やかな優しい花香と上品な甘みが特徴。バランスに優れた味わいも魅力で、豊かな余韻が楽しめます。とろりとした、穏やかな飲み口が優雅な印象を与えます。バイヤーが自信を持っておすすめするお茶です。
そして、実力派として名高い「サングマ茶園」から、「サングマ茶園 2024-DJ305」をご紹介します。ほのかな甘みと深みのある飲み心地は、サングマ茶園の個性がしっかりと感じられます。シーズン序盤に作られた、オータムナルの到来を告げる名園による正統派の紅茶です。程よいコクはアイスティーにもおすすめで、軽快な風味はリフレッシュにも最適です。
また、今シーズンは「グームティー茶園」より、ダージリン産の烏龍茶をお届けします。「グームティー茶園 ウーロンティー 2024」は、半発酵で作られた秋摘み烏龍茶。紅茶の深みと緑茶の爽やかさが見事に調和しています。まろやかな甘みがあり、紅茶と比べてもすっきりとした後味が特徴です。繊細な花香とフルーティーな味わいが魅力で、上質な香りと甘みに満ちた至極の逸品です。
さらに今年は、ブレンドにもご注目ください。 毎年ご好評いただいている、「ピュア ダージリンブレンド “スウィート オータムナル”」を今年も販売します。オータムナルならではの円熟した風味にこだわり作り上げた、いちおしのルピシアオリジナルブレンドです。豊かなコクの中に穏やかな甘みを兼ね備えた贅沢な味わいが魅力。ミルクや砂糖を加える時は少量がおすすめ、気分やシーンに応じて、お好みの飲み方で楽しんでみてください。オータムナルが初めての方にも、毎年楽しみにされている方にも、贈りものにも、自信を持ってご紹介します。 ティーバッグのご用意もあるので、ダージリン オータムナルを手軽に楽しみたいという方にもおすすめです。
茶園の細部へのこだわりと技術によって生み出された、旬ならではの極上の風味を、ぜひこの機会にお楽しみください。
2024年12月20日
オータムナルの収穫を行うダージリン茶園。急斜面の中、丁寧に手摘みされます。
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2024年7月25日 掲載
今年のダージリン セカンドフラッシュは、寒暑が繰り返され、また非常に乾燥した日と季節外れの大雨や雹（ひょう）に見舞われるなど、天候不順のため例年よりも約2週間遅れてのスタートとなりました。シーズンのピークは限られた日数でしたが、各茶園の協力もあり、高品質なお茶を買い付けることができました。 茶園の細部へのこだわりと技術によって生み出された、個性豊かなラインアップをご紹介します。
まず、スペシャルティーとして、「キャッスルトン茶園」をご紹介します。「キャッスルトン茶園 ムーンライト」は、今年のラインアップの中でも特に軽やかな味わいで、香りが最も際立ちます。フラワリーで繊細な香りととろけるようなみずみずしい甘みが魅力の、気品に溢れたスペシャルティー。新芽が艶やかに輝く、名園が作り上げた特別な逸品はバイヤーおすすめです。
また、同じキャッスルトン茶園から「キャッスルトン茶園 ティッピークローナル」をご紹介します。こちらは、フラワリーな香りとともに、香ばしさも併せ持ちます。風味は比較的軽やかですが、しっかりとした味わいも感じられ、イキイキとした余韻を残します。
そして、難しいシーズンの中でも、安定した品質が際立ったのは「シンブーリ茶園」です。ダージリン セカンドフラッシュの最大の特徴でもある、マスカテルフレーバーと呼ばれる円熟した香りが楽しめる希少な逸品です。夏摘みの魅力が詰まった、しっかりしたボディを持つ飲み応えのある味わいは、自信を持っておすすめできるバイヤーおすすめのロットです。
さらに今年は、二つのブレンドにもご注目ください。「ダージリン セカンドフラッシュ プレミアム 2024」は、穏やかな果実香と厚みのある生き生きと凝縮した風味が楽しめる、バランスに優れた上質感あふれる旬のブレンドです。夏摘みが初めての方にも、毎年楽しみにされている方にも、贈りものにも、自信を持っておすすめします。
また、「ダージリン セカンドフラッシュ 2024」は、旬のお茶をバランス良くオーソドックスな味わいにブレンド。フレッシュな香り立ちとすっきりとした味わいが特徴です。ダージリン夏摘み紅茶が初めての方や紅茶初心者の方にもおすすめしやすい、スムーズな仕上がりです。まずは夏摘み紅茶の味わいを試したい、という方におすすめです。
また、今年は「ダージリン セカンドフラッシュ 2024 ～水出しアイスティー～」の水出し専用ティーバッグをご用意しました。暑さが厳しいこの時期におすすめしたい一品です。夏摘み紅茶を水出しアイスティーで手軽にお楽しみください。
他にも「グームティー茶園」、「マーガレッツホープ茶園」、「ピュッタボン茶園」、「バラスン茶園」など、数々の名園から、バラエティー豊かなお茶をご用意しました。
それぞれの茶園の技術やこだわりが詰まった、個性豊かで素晴らしい風味のお茶を取り揃えています。旬ならではの極上の風味を、ぜひお楽しみください。
グームティー茶園の様子
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2024年5月25日 掲載
今年のダージリン ファーストフラッシュは、昨年10月からの雨不足により、渇水期が約5ヵ月間続いたことによる乾燥と、気温の低さ、日照時間不足などがあいまって、例年よりも約2週間遅いシーズンの開始となりました。シーズンの始まりが遅れただけでなく、このような天候不順は一番茶の生育、収穫量にも大きな影響を与えました。また、シーズン後半には、ダージリン地区の一部のエリアが雹（ひょう）に見舞われ、収穫前のお茶も大打撃を受けました。予期せぬ天候不順が重なったことで、収穫期間が大変短くなるなど、稀にみる非常に厳しいシーズンとなりました。
そのような中、ルピシアではバイヤーが直接ダージリンへ赴き、厳しい現状を理解した上で、上質なお茶を厳選して買い付けました。茶園の細部へのこだわりと技術によって生み出された、個性豊かなラインアップをご紹介します。
スペシャルティーとして、「リザヒル茶園 フラワリークローナル」をご紹介します。花のような香りを持つ上質なお茶に出会うことが難しかった今シーズンですが、みずみずしいの香りと高貴な味わいでやわらかな口当たりのお茶に出会うことができました。新芽が艶やかに輝く、名園が作り上げた特別な逸品です。
難しいシーズンの中でも、早い段階で安定した品質が際立ったのは「グームティー茶園」です。中国種を主に生産する「グームティー茶園」のファーストフラッシュは、厳しい作柄の中でも、茶葉本来の持つフルーティーな香り立ちに優しい甘み、グリニッシュな香りがバランス良く調和したお茶に仕上がりました。春の初々しさが感じられるフレッシュな味わいです。
ダージリンの中で最も北に位置する、歴史的にも最古級の茶園「ピュッタボン茶園」からは、茶園の個性が際立つ逸品をご紹介します。生き生きとした鮮やかな果実香、口に含むとふわっと広がる甘みに心が躍ります。春を彩る軽快な風味で豊かな味わいが魅力です。
そして、ダージリンの中でも最大面積を誇る茶園のひとつ「タルボ茶園」からも春摘み紅茶をお届けします。今年の「タルボ茶園」のファーストフラッシュは、花香や甘みはとても穏やかで、爽やかな軽い口当たりが特徴です。程よいグリーンのフレッシュ感のバランスが取れた軽快な風味です。
また、今年は「ダージリン ファーストフラッシュ 2024 ～水出しアイスティー～」の水出し専用ティーバッグをご用意しました。暑さが日に日に増していくこの時期におすすめしたい一品です。旬の春摘み紅茶を手軽に水出しアイスティーでお楽しみください。
他にも「キャッスルトン茶園 ティッピークローナル」、「ギダパハール茶園」、「シーヨク茶園」、「サングマ茶園」、「バダンタン茶園」など、数々の名園から、バラエティー豊かなお茶をご用意しました。
それぞれの茶園の技術やこだわりが詰まった、個性豊かで素晴らしい風味のお茶を取り揃えています。旬ならではの極上の風味を、ぜひお楽しみください。
朝の茶摘みの様子
朝の茶園
茶園でのテイスティングの様子
茶園にていただいた一杯